周南市・西緑地「万葉の森散策会」に参加|万葉植物と茶室で楽しむ秋のひととき

周南市西緑地にある万葉の森の石碑 公園

2026年10月17日、山口県周南市の西緑地で開催された**「万葉の森散策会」**に参加しました。

この日の参加者は27名。30代から80代まで幅広い年代の方が集まり、秋の森を歩きながら、万葉集に登場する草木について学びました。

案内してくださったのは、公園愛護会**「万葉の森美化グループ」代表の藤井やすこさん**です。万葉集に詠まれた植物の中から約21種類について、実際の草木を見ながら分かりやすく解説していただきました。

散策後には、茶室「真花亭」で抹茶と和菓子の接待もあり、自然・文学・茶道を一度に楽しめる、とても印象深い時間になりました。

万葉の森散策会は午前9時スタート

当日は午前8時45分から受付が始まり、9時に開会・オリエンテーション。その後、約1時間かけて「万葉の森」を散策しました。

この日の流れは、午前9時10分から万葉の森を散策し、10時15分から清掃活動、10時50分から茶室「真花亭」でお茶の接待という内容でした。

自然観察だけでなく、清掃活動や茶道体験まで組み込まれており、地域の自然と文化を一緒に楽しめる催しになっていました。

周南市西緑地の万葉の森散策会で植物を観察する参加者
案内人の解説を聞きながら、万葉の森を散策する参加者のみなさん

案内人の解説を聞きながら万葉植物を巡る

案内してくださったのは、公園愛護会「万葉の森美化グループ」代表の藤井やすこさんです。

この日は、万葉集に詠まれている草や木の中から約21種類について、実際の植物を見ながら解説していただきました。

植物の名前だけでなく、「万葉集の中でどのように詠まれているのか」「当時の人々にとってどのような植物だったのか」といった話も聞くことができ、普段何気なく見ている草木がとても身近に感じられました。

西緑地万葉の森にある万葉集の歌と植物の案内板
万葉集の歌と植物を一緒に紹介する案内板

万葉の森には、植物の写真と万葉集の歌を一緒に紹介した案内板が設置されています。実際の植物を見ながら歌を読むことで、万葉集をより身近に感じることができます。

印象に残った万葉植物「ウモ(サトイモ)」

今回の散策で特に印象に残ったのが、「ウモ」=サトイモです。

万葉集には、長忌寸意吉麻呂(ながのいみき おきまろ)が詠んだ、こんな歌があります。

蓮葉は かくこそあるもの 意吉麻呂が
家なるものは 芋の葉にあらし

「立派な蓮の葉とはこのようなものなのだなあ。意吉麻呂の家にあるものは、どうやら芋の葉らしい」という、どこかユーモラスな歌です。

万葉集というと、梅や桜など美しい花や木を思い浮かべますが、サトイモのような身近な植物まで歌に登場することに驚きました。

千年以上前の人々も、身近な草木を見ながら感じたことを歌にしていたのだと思うと、万葉集がぐっと身近に感じられます。

西緑地には3つの茶室があります

西緑地には、**「万葉亭(まんようてい)」「茜紫亭(せんしてい)」「真花亭(しんかてい)」**の3つの茶室があります。

緑豊かな森の中に和風の建物がたたずみ、周囲の自然とよく調和しています。散策の途中で茶室の建物を見るだけでも、落ち着いた雰囲気を感じることができました。

今回の散策会では、散策と清掃活動のあと、**茶室「真花亭」**でお茶の接待が行われました。

周南市西緑地にある茶室の外観
西緑地の自然に囲まれた茶室

真花亭で立礼式のお茶を楽しむ

散策と清掃活動を終えたあとは、茶室**「真花亭」**でお茶の接待がありました。

今回は、畳に正座するのではなく、テーブルと椅子を使ってお茶をいただく**「立礼式(りゅうれいしき)」**で行われました。正座が苦手な方でも参加しやすく、幅広い年代の参加者がお茶の時間を楽しんでいました。

この日のお菓子は、季節を感じさせる**「着せ綿(きせわた)」**。美しい和菓子とともにいただいたお茶は、散策後ということもあり、格別のおいしさでした。

私は周南市茶道連盟の会長・村田園さんとは以前から面識があり、この日も**「よくいらっしゃいました」**と声を掛けていただきました。思いがけない歓迎の言葉もうれしく、心に残るひとときとなりました。

西緑地の真花亭でいただいた抹茶
真花亭でいただいたお茶
真花亭のお茶会で出された和菓子の着せ綿
この日のお菓子「着せ綿」
真花亭で行われた立礼式のお茶会
立礼式で行われたお茶の接待

万葉の森を歩いて感じたこと

今回の散策会に参加して、万葉の森は単に植物を見る場所ではなく、自然・文学・歴史を一緒に感じられる場所だと改めて思いました。

普段なら見過ごしてしまいそうな草や木も、万葉集の歌と結びつけて見ることで、一つひとつに物語があるように感じられます。

特に、サトイモを表す「ウモ」が歌に登場していることは印象的でした。千年以上前の人々も、私たちと同じように身近な植物を見て、笑ったり、感じたりしながら歌を詠んでいたのだと思うと、万葉集がとても身近なものに感じられました。

西緑地「万葉の森」の基本情報

場所: 山口県周南市 西緑地
見どころ: 万葉植物、遊歩道、茶室、季節の草木
入園料: 無料
おすすめ: 春や秋の散策、自然観察、万葉集に興味のある方

西緑地公園全体の見どころやアクセス、駐車場については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

まとめ|万葉集を身近に感じる散策会でした

2026年10月17日に開催された西緑地「万葉の森散策会」には、30代から80代まで27名が参加しました。

案内人の解説を聞きながら、万葉集に詠まれた約21種類の草木を観察し、散策後には茶室「真花亭」で立礼式のお茶も楽しむことができました。

自然を歩き、万葉集を学び、お茶を味わう。短い時間の中に、西緑地ならではの魅力が詰まった散策会でした。

周南市で自然や歴史をゆっくり楽しみたい方には、**西緑地「万葉の森」**をぜひ一度歩いてみてほしいと思います。

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